クロマダラソテツシジミ
以前は本州に生息していなかった南国の蝶です。
今でも迷蝶あつかいですが、ここ数年は毎年秋には関西でも見る事が出来ます。
夏ごろから徐々に北上し秋には本州まで生息域を広げます。幼虫の食草が蘇鉄なのでいたるところにエサはありますからあちらこちらで世代をつなぎますが、冬は越すことはないため12月頃には途絶えてしまいます。
クロツバメシジミ(後翅裏面亜外縁赤斑消失型)
岩場に生息し、ツメレンゲなどのベンケイソウ科の植物を食草とする可憐な蝶。
国内では東日本亜種、西日本亜種、九州沿岸亜種の3亜種に分類される。
特に九州沿岸亜種はタイトゴメを食草とする”海クロツ”と呼ばれる個体群が鮮やかな斑紋を持ち美しい。
さらにその中で九州沿岸部の一部では後翅裏面亜外縁の赤斑が消失する個体が見られる。通称”クロクロツ”と呼ばれるこの変異個体に会いに行ってきた。
シルビアシジミ(白化型)
本種は全国的には減少が著しく絶滅危惧Ⅰ類に分類される蝶。
幸い私の地元でも生息しているが、わざわざ四国まで撮影に行ったのはこの地域で稀に翅裏の楔型紋が消失する白化型が見られるため。
今回は幸いにもお目当ての白化型を撮影することに成功。